草木図譜 ロウバイ


‘マンゲツロウバイ(満月蝋梅)’
ソシンロウバイから選抜された大輪の園芸品種。ロウバイの仲間は花に独特の芳香がある。香りの形容は難しく、「ウメの花にスパイスを効かせた香り」と書いても違うような気がする。「ヒアシンスを甘くした香り」と表現すると少し近いかもしれない
鋭意制作中

ロウバイ(蝋梅・臘梅 園芸品種(または変種)/ソシンロウバイ(素心蝋梅)
学 名 ロウバイ Chimonanthus praecox (L.) Link
     ソシンロウバイ Chimonanthus praecox ‘Concolor’ (Lindl.) Makino
     (異名/Chimonanthus praecox var. grandiflorus f. concolor Makino)

分 類 ロウバイ科ロウバイ属
原 産 中国
タイプ 落葉樹
栽 培 水はけ・水もちのよい土に植え、日当りのよい場所で栽培する。植え付けは春3〜4月か、秋10〜11月。やや移植を嫌う。開花は12〜2月で、花後の3月ごろに剪定する。ソシンロウバイやマンゲツロウバイなどロウバイの台木に接いであるものは、根元から伸びる台木のひこばえを刈り取るようにする。実生で殖やすが、園芸品種は接ぎ木で殖やす。やや寒さに弱い
メ モ バラ科のウメとは縁が遠いが、早春、葉の展開にさきがけて花を咲かせること、その花が香り高いことに共通点があると考えられ、名前に「梅」の字が付く。花が蝋細工を思わせることから「蝋」の字が冠せられたというが、臘月(旧暦12月)に咲くから名付けられたという説もあり、臘梅とも表記される
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