草木図譜 ユウガオ/ヒョウタン/センナリヒョウタン


イッスンマメヒョウ(一寸豆瓢)の雌花(2008.06.21撮影)。花の直径は約5.5cm。雄花は15cmほどの長い花首を持ち、直径10cmほど。日没ごろに開花する一日花。イッスンマメヒョウは最も小さい果実を付けるヒョウタンだというが、学名などは不明。ヒョウタンやセンナリヒョウタンはユウガオの変種で、いずれも似た花を付ける。なおヒルガオ科のヨルガオもユウガオと呼ばれることがあるが、ヨルガオは熱帯アメリカ原産の植物で、日本への渡来は比較的新しい(明治初年)。従って『源氏物語』の「夕顔」はヒルガオ科のヨルガオではなく、写真のような花を咲かせるウリ科のユウガオのことである
イッスンマメヒョウの果実(2008.08.10撮影)。大きい方の果実の長さは9cmほど
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ユウガオ(夕顔) ヒョウタン(瓢箪) センナリヒョウタン(千成瓢箪)
学 名 ユウガオ Lagenaria siceraria (Mol.) Standl.
      ヒョウタン Lagenaria siceraria var. gourda (Ser.) Hara
      センナリヒョウタン Lagenaria siceraria var. microcarpa (Naud.) Hara
分 類 ウリ科ユウガオ属
原 産 アフリカと推定される
タイプ 一年草(蔓性)
栽 培 
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