草木図譜 エンドウ


「ツタンカーメンのエンドウ」「ツタンカーメンの豆」などと呼ばれているもの。写真の花の直径(正面から見た時の花の横幅)は約28mm。2008年2月13日撮影。「ツタンカーメンのエンドウ」は、エジプトのツタンカーメン王(紀元前14世紀)の墓から発見された豆を発芽させたものの子孫と言われているが、以下の点で疑問があるとされる。それはマメ科植物の種子の寿命は一般に短く、また「大賀ハス」のケースとは違い、低温・低濃度酸素の条件で種子が保存されていたわけではないという点だ。ツタンカーメン王の墓の発見者であるハワード・カーターの記録の中にもエンドウの発芽に関する記述はなく、エジプト・カイロ博物館の館長も「ツタンカーメンのエンドウ」の存在を知らず、来日時に聞かされて驚いたという(以上、『植物ごよみ』 湯浅浩史著 朝日新聞社刊による)。なお「ツタンカーメンのエンドウ」は1950年代に、アメリカのV・イレーヌ・ファンスワーズ(ファンズワース? ファシスワース?)夫人という人物から日本に贈られたものだという
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エンドウ(豌豆)
学 名 Pisum sativum L.
分 類 マメ科エンドウ属
原 産 中央アジア〜中近東
タイプ 一年草
栽 培 
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