草木図譜 ルスカス(ルスクス・ヒポフィルム)


ちょっと見ると葉の上に花(花序)が乗っているようだが、葉のように見える部分は変化した枝(葉状枝)なので不思議はない。花の直径は8mmほど。葉状茎は柔らかい
ルスクス・ヒポフィルムの花序は葉状枝の両面に付く(普通は上か下のいずれか一方のみ、たまに写真のように両面に付く)
水揚げよく、もちのよい枝もの花材として、花屋さんで販売されている

ルスクス属には3種の植物がある。区別点は以下の通り
Ruscus aculeatus(ルスクス・アクレアツス/ナギイカダ)
 葉状茎は硬く、先端がとげ状に尖る。花序は
葉状茎の上面のみに付く
Ruscus hypoglossum(ルスクス・ヒポグロッスム)
 葉状茎は柔らかく、先端はとげ状にならない。花序は葉状茎の上面のみに付く
Ruscus hypophyllum(ルスクス・ヒポフィルム)
 葉状茎は柔らかく、先端はとげ状にならない。
 花序は葉状茎の両面(のいずれか)に付く

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ルスクス・ヒポフィルム ルスカス ルスカス・ヒポフィラム
*参照→ナギイカダ

学 名 
Ruscus hypophyllum L.
分 類 ユリ科ルスクス属
原 産 マデイラ諸島(ポルトガル)からコーカサスにかけて
タイプ 多年草
栽 培 
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