ピンカド | |||||||
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試みにそれを水に浸けておいたら、写真Bのように平らな状態になりました。そして乾燥するにつれ、表面側が矢印の方向に縮み、再びねじれた姿に戻りました。 このようなさやの性質は、ピンカドの種子の散布に役立っています。未熟な状態の時にはたっぷりと水分を含んでいるので、さやは平らな状態。中の豆が熟すにつれて乾燥が始まります。さやの表面は縮もうとするのですが、もう1枚のさやとしっかりくっついているために、縮むことはできません。どんどん乾燥が進み、縮もうとする力は極限に達します。すると2枚のさやの合わせ目が一気に裂け、さやは急激にねじれます。この時の爆発的な力によって、豆を遠くに弾き飛ばすというわけです。なおこのような種子散布の方法は、何もピンカドの専売特許というわけでもなく、日本のフジなど多くのマメ科植物が同様の方法を採っています。 ピンカドは樹高30m以上にもなる樹木。葉は鳥の羽根状で、黄色の小さい花を咲かせます。その材は赤褐色で硬くて重く、丈夫なチーク材よりさらに耐久性に富み、非常に優れた建築材として評価されています。かつては日本の鉄道の枕木として利用されたこともあり、現在でもウッドデッキやフローリング材として使われることがあります。 |
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ピンカド(Pyinkado) ピンカドー 英名/バーミーズアイアンウッド(Burmese Iron Wood) 学 名 Xylia xylocarpa (Roxb.)Taubert 異名 Xylia dolabriformis Benth. 分 類 マメ科キシリア属 原 産 インド、東南アジア タイプ 落葉樹 |
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