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開花直後、花粉を出す前の葯はオレンジ色。このころの花形はラッパ咲きで花の直径は8cm強。ピタールツバキはヤブツバキなどと交配可能で、形態が似ていることと葉緑体DNAの解析結果からウラクツバキの種子親と考えられている |
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開花2日目。花形は椀咲き(後に平開咲きに近くなった)で花の直径は12cmを超えた。時間の経過とともに印象が変化する花。花の香りはやや弱く、その質はヤブツバキを思わせるもので、ウラクツバキの香りとは似ていない |
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ピタールツバキの雌しべ。子房には白い毛が密生している(根元が黄色っぽいのは蜜が染み込んでいるため) |
変種があり、違いは以下の通り
●Camellia pitardii (Camellia pitardii var. pitardii)
=ピタールツバキ
・葉は両面無毛
・葉柄には側面のみにまばらに毛がある
・若い枝は無毛
・2n=30の2倍体
●Camellia pitardii var. yunnanica
=ピタールディー・ユンナニカ(変種)
・葉の裏面のみに毛がある
・葉柄全体に毛がある
・若い枝に毛がある
・2n=90の6倍体 |
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