プロテア・コルダータ(コルダータ) | |||
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普通は単に「コルダータ」と呼ばれ、「プロテア・コルダータ」という正式な名称が用いられることはほとんどありません。逆に、正式な名称の方が通用しない可能性もあります。しかし「コルダータ」という呼び方にはちょっと問題があるということを、覚えておいてもいいかもしれません。どこに問題があるのかを、ご説明しましょう。 学名を表記する場合は、基本的に「属名」と「種小名(しゅしょうめい)」の二つを書く必要があります。 プロテア・コルダータの場合は、「プロテア(Protea)」が属名で「コルダータ(cordata)」が種小名にあたります。種小名というのは、多くの場合、その種(しゅ)がどのような特徴を持っているのかを説明しています。そしてコルダータの場合はラテン語で、「心臓形」を意味しています(「心からの、誠心誠意の」を表す英語「cordial」にその面影を見ることができます)。心臓(ハート)形の葉というのはありふれた存在で、従ってこの種小名を持つ植物はたくさんあります。たとえばドクダミはハウトイニア・コルダータ、タケニグサはマクレイア・コルダータ、イエライシャンはテロスマ・コルダータといった具合で、ほかにもフィロデンドロン・コルダータ、クリプトコリネ・コルダータなど、例を挙げればきりがありません。つまり、コルダータだけではどれを指すのか特定できず、混乱を招く恐れがあるのです。 さて、プロテア・コルダータですが、枝分かれしない細い幹を伸ばし、50cmほどに生長する低木です。花は冬咲き。地面すれすれの場所に、褐色の総苞片(そうほうへん・花序の周囲の特殊な葉。一見花弁のように見える)を持った花を咲かせます。なおその花粉は、ネズミの一種によって媒介されるそうです。 |
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プロテア・コルダータ 通称/コルダータ *参照→プロテア(園芸品種) →プロテア・レペンス 学 名 Protea cordata 分 類 ヤマモガシ科プロテア属 原 産 南アフリカ共和国 タイプ 常緑低木 栽 培 |
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