草木図譜 ツバキの園芸品種
‘テンリンジガッコウ’


Camellia japonica 'Tenrinjigakko'
‘天倫寺月光’
松江市・天倫寺に植えられていたツバキから、枝変わりで誕生したものだという。極小輪、一重・猪口咲き。開花期は11〜3月。なお単に‘ガッコウ(月光)’と言えば、唐子咲きの‘ボクハン’の別名。‘天倫寺月光’は葯(やく・雄しべの先端にある花粉を付ける部分)が退化した侘芯(わびしん)ツバキ。「侘芯ツバキ」というのはツバキ(Camellia japonica)の園芸品種であり、ウラクツバキに起源を持つワビスケ(Camellia wabisukeとは異なる。侘芯ツバキの子房にはほかのツバキ同様毛がない

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