草木図譜 ツバキ属の植物の相違点


花の特徴(決定版ではありません。また樹形や葉の特徴も追加していく予定です)
  開花時期 花形 花の散り方 花色 子房の毛 強い香り
ツバキ(原種)
Camellia japonica
最盛期は2〜4月 一重・カップ型 すべての花弁(および雄しべ)がつながった状態で、花首から落ちる なし なし(例外あり)
ツバキ(園芸品種)
Camellia japonica
園芸品種により異なる(9〜5月の期間内) 多様 すべての花弁(および雄しべ)がつながった状態で、花首から落ちる(例外あり) 赤、紫、ピンク、白 なし なし(例外あり)
ユキツバキ(原種)
Camellia rusticana
最盛期は4〜5月 一重・平開 すべての花弁(および雄しべ)がつながった状態で、花首から落ちる なし なし(例外あり)
ワビスケ(ウラクツバキを含む。侘芯ツバキを含まない)
Camellia wabisuke
園芸品種により異なる(11〜4月の期間内) 一重・カップ型(猪口咲き、筒咲き、ラッパ咲きなど) すべての花弁(および雄しべ)がつながった状態で、花首から落ちる ピンク、白 あり、またはなし
ウラクツバキの子房
あり、またはなし
サザンカ(原種)
Camellia sasanqua
10〜12月 一重・平開 花弁(および雄しべ)がばらばらに散る あり あり
サザンカ(園芸品種)
Camellia sasanqua
園芸品種により多少異なる(10〜12月の期間内) ほとんどは一重〜半八重咲き(花弁数が少ない)
*唐子咲き、八重咲きもあるが、その園芸品種数はごく少ない。おそらく千重咲きはない?
花弁(および雄しべ)がばらばらに散る 白、ピンク、紫、赤(濃い赤色の園芸品種は少ない) あり あり
カンツバキ
Camellia × hiemalis
園芸品種により異なる(ほぼ11〜2月の期間内、‘朝倉’などは10〜11月) 多くは八重咲き、千重咲き、牡丹咲き(花弁数が多く、雄しべがなかば花弁化しやすい)
*花弁数の多い一重咲きもあるが、園芸品種数はごく少ない
花弁(および雄しべ)がばらばらに散る 白、ピンク、紫、赤 あり あり
ハルサザンカ
Camellia × vernalis
園芸品種により異なる(11〜4月の期間内)          

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